祈る心


♪140 昨年2016年、アメリカで製作された映画『祈りのちから』が上映されました。制作費は安く、有名な俳優は一人も出ていない映画ですが、公開直後、メジャーな映画を抜いて全米No.1ヒットを記録しました。日本では単館上映で大々的な宣伝もありませんでしたが、口コミで広がり、予想以上の動員だったそうです。

映画『祈りのちから』のあらすじ

内容は、とても心温まるものです。

一見何不自由のない豊かな暮らしをする夫婦トニーとエリザベス、そして1人娘ダニエルの3人家族。しかし内実は、互いの心はすれ違い、崩壊寸前。そんなある日、エリザベスがクリスチャンの老婦人に出会い、祈る大切さを教えられます。「夫は敵ではない。愛する対象であり、祈る対象! 夫のため、家族のために祈りなさい」と。その後、エリザベスが祈り始めることで、家族ひとりひとりの心に変化が生じ始める……、というものです。

見終わった後は、「家族を大切にしよう、妻に優しくしよう、もっといろんな人のことを祈ろう」という思いが素直に湧いてくる映画でした。

この映画の製作者であり、敬虔なクリスチャンであるアレックス・ケンドリックとその弟スティーヴン•ケンドリックは、祈りによって人生が変わること、また祈ることの大切さを伝え、他の人のため、国のため、世界の平和のために祈る心を広げたい、そういう思いをもって映画を作ったそうです。

祈る心

さて、聖書にこうあります。

あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。

(マタイの福音書22章39節)

この言葉は、「自分のことにばかりに目を向けるのではなく、他者の幸せ、また他国の幸せのために祈る心を持つ者でありなさい」と言い換えられるでしょう。確かに、隣人を大切に思う心が、それを願い祈る心が、平和を作り出していくと言えます。

アッシジの聖フランシスコが祈った有名な祈り、「平和の祈り」は、まさにそういう祈りです。

「神よ、わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。

憎しみのあるところに愛を、

いさかいのあるところにゆるしを、

分裂のあるところに一致を、

疑惑のあるところに信仰を、

誤っているところに真理を、

絶望のあるところに希望を、

闇に光を、

悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。

慰められるよりは慰めることを、

理解されるよりは理解することを、

愛されるよりは愛することを、わたしが求めますように。

わたしたちは、与えるから受け、ゆるすからからゆるされ、

自分を捨てて死に、

永遠のいのちをいただくのですから。」

 

2017年、こうした祈りを心に留めて歩む者でありたいと思います。

今年1年、みなさんにとって、みなさんの隣人にとって、世界にとって、主の平和と祝福に満ちた年となるよう祈りつつ。

 


YASU

投稿者: YASU

-BESIDE CHURCH TOKYO牧師- 聖書宣教会卒業後、KGK(キリスト者学生会)主事として働き、大学生を中心に若い人に福音を伝える。その後、ブラックゴスペルの音楽を通して福音を伝える働きをする。現在は、NHK文化センター(ひばりヶ丘)の講師も務めている。好きな食べ物は、牛肉。

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